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【疑問】自宅サーバーはレンタルサーバーの代わりに使えるのか?
自宅サーバーとは、自宅のパソコンをインターネットに接続して公開したものです。
サーバーは、Webサイト/ブログの運営、ゲームのマルチプレイ、ファイル共有、メールなど様々な用途で必要になります。
自宅で構築・運用するサーバーはレンタルサーバーの代わりに使えるのでしょうか?
本記事は、ブログブートキャンプのブログの始め方-WordPressのサーバーに関する内容となります。

レンタルサーバーの代わりに自宅サーバーを活用して、サーバー費用を安く抑えたい!

自宅サーバーは意外と大変だ。メリット・デメリットを確認して、本当に自宅サーバーが最適解なのか改めて考えてみよう。
自宅サーバーのメリット&デメリット

現役エンジニアの知識・経験を元に、自宅サーバーのメリット・デメリットを解説していきます。
レンタルサーバーやVPSでも代替できる用途を想定すると、個人運用の自宅サーバーはメリットよりもデメリットが多いというのが実情です。
自宅サーバーのメリット
- 何でも制限なく自由にできる
- サーバー運用の知識が深まる
自宅サーバーのデメリット
- サーバーの初期投資が高い
- 電気代などの維持費が高い
- 固定IPの契約が必要になる
- 継続的な保守・運用が必須
- サーバーの騒音がうるさい
- サーバー排熱の冷却が必要
- 火事・火災の危険性がある
自宅サーバーのメリット
自宅サーバーのメリットは、その自由度や様々な運用経験を積めることです。
特に、Linuxやネットワーク周りの知識・スキルの習得には実経験こそが重要なので、色々なことを気軽に試せる自宅サーバーは重宝します。
何でも制限なく自由にできる
自宅サーバーは一切の制限がなく、用途に応じて自由に利用できることが最大のメリットです。
レンタルサーバーやVPSの場合は選択できるハードウェアやOSに制約がありますが、自宅サーバーの場合は自由に環境を選ぶことができます。
当然、サーバーの管理者権限を保有できますし、計算量・データ保存量・通信量などのサーバー負荷も気にしなくてOKです。
サーバー運用の知識が深まる
自宅サーバーを自分で構築・運用すると、Linuxやネットワーク関連の知識を習得できます。
ゼロからサーバーを構築する過程で、Linux関連のコマンドやネットワークの設定などITエンジニアとしての基礎的な素養が身につきます。
経験を活かすことで、転職や配置転換などのキャリアアップにもつなげられるかもしれません。
自宅サーバーのデメリット
自宅サーバーのデメリットは、コストやサーバー運用に伴う手間や問題です。
レンタルサーバーやVPSと契約するより自宅サーバーが安そうに思えるかもしれませんが、電気代や固定IPの契約で逆にコストが高くなります。
サーバーの初期投資が高い
自宅サーバーを運用するには、サーバーとして24時間稼働させるパソコンが必要となります。
個人用途であれば、そこまで高スペックでなくても大丈夫ですが、デスクトップタイプのLinuxマシンの用意に少なくとも数万円はかかります。
レンタルサーバーの場合は高くても3,000円ほどの初期費用となり、自宅サーバーは割高です。

サーバー用のパソコンって、普段使いのパソコンはダメなの?

ハードウェア的には可能だが、サーバー用のOSとしてLinuxが必要になるぞ。また、一般的なPCの24時間稼働は想定されていないので注意だ!
電気代などの維持費が高い
自宅サーバーを24時間稼働させる場合は、電気代などの維持費がかなり高いのが実情です。
自宅サーバーの消費電力:100W、電力単価:26円/kWhとすると、100W×24時間×30日×26円/kWh=1,872円が1ヶ月の電気代となります。
レンタルサーバーの月額費用は1,000〜1,500円ほどなので、自宅サーバーの電気代の方が高くなってしまいます。
固定IPの契約が必要になる
自宅サーバーを外部に公開するには、プロバイダとの固定IPアドレス契約が別途必要になります。
一般的に、個人向け回線のIPアドレスはインターネットに接続する度に変わってしまうので、固定IPアドレスの有料オプションを追加します。
固定IPアドレスの有料オプションは意外に高く、月に1,000円+の出費がかかってしまいます。

なんでIPアドレスを固定しておかないと、公開できないの?

IPアドレスはインターネット上の住所のようなもので、外部から自宅サーバーへの接続先となるためだ。
継続的な保守・運用が必須
自宅サーバーの管理は全て自己責任のため、サーバーの継続的な保守・運用が必須となります。
サーバー運用自体が目的であれば貴重な経験ですが、Webサイト/ブログの運営やゲームのプレイなど他の目的がある場合は時間の無駄です。
特に大変なのがセキュリティ対策で、自宅サーバーをインターネットに公開すると攻撃を受けるため、定期的なアップデートが欠かせません。
サーバーの騒音がうるさい
24時間稼働の自宅サーバーを生活スペースに置く場合は、サーバーの騒音が問題です。
自宅サーバーを運用してみると、サーバーの騒音が気になるのは就寝中で、冷却ファンの音やHDDの読み込み音などをストレスに感じます。
水冷にしたりSSDの採用で静音化もできますが、さらなる初期投資が必要になってしまいます。
サーバー排熱の冷却が必要
冬以外の季節は、自宅サーバーからの排熱による室内温度の上昇も問題になります。
特に夏場の室温上昇は深刻で、サーバーを冷却するためにエアコンや扇風機の稼働が必須です。
結果として、サーバーの電気代以外にも空調で冷却するための電気代がかかるので、自宅サーバーの維持コストはますます高くなってしまいます。
火事・火災の危険性がある
最悪の場合、自宅サーバーからの発火が原因となり、火事・火災が起こる危険性があります。
過去には、ノートパソコンを自宅サーバーとして24時間稼働させていたところ、埃にショートして火災になったという事例も報告されています。
当然ながら、レンタルサーバーやVPSを利用すれば火事・火災の心配は全くありません。
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自宅サーバーは現実的な選択ではない

コスト・手間・リスクを考えると、自宅サーバーは現実的な選択ではないことがわかります。
レンタルサーバーやVPSはスケールメリットを活かして最適化されているため、自宅サーバーよりも安く・簡単に・安全に利用できるのです。
Webサイトやブログ運営の用途には、レンタルサーバーを使いましょう。初心者でも簡単にWordPressが使える環境が準備されています。

サーバーの勉強やゲームのマルチプレイの用途には、VPSを使いましょう。仮想サーバーを管理者権限で使えるので、自宅サーバー並に自由です。

まとめ
今回は、自宅サーバーについて、メリット・デメリットやおすすめできない理由を解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- コスト・手間・リスクを考えると、自宅サーバーはおすすめできません
- Webサイトやブログ運営などの用途には、レンタルサーバーが最適です
- ゲームのマルチサーバーなどの用途には、VPS(仮想サーバー)が最適です
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以上、「自宅サーバーはレンタルサーバーの代わりに使えるのか?」でした。